「波斗…………」 「そ…ま…」 ひっく。ひっく。 って泣くあたしの唇に蒼馬は唇を重ねた。 何度も何度もあたしの唇に重なる蒼馬の唇があたしの息の根を止めちゃいそうで、あたしは蒼馬にされるがままでした。 「俺、やさしいから。」 自分でゆーな!って思ったけど確かに蒼馬は優しかった。 優しくて、優しくて あたしを宝物みたいにさわる右手が好きになった。 そして あたしと蒼馬は今日。 ひとつになった。