「ほんとに…??」

あたし、涙が出そうだった。

「ほんと!!」

「ぢゃあたばこ吸わない??」

「うん」

「あたしより先に死なない??」

「うん」

「悪いことしない??」

「うん」

「あたしを幸せにしてくれる??」

「うん」



泣きながら質問するあたしを胸に抱き寄せてうん、うん、ってひとつひとつまじめに答えてくれる蒼馬がやさしくて
涙が止まらない。


「やくそく………だよ??」

「うん。やくそくな、」

優しく落ち着いた声で蒼馬は『やくそく』をしてくれた。


また紙の誓約書も指輪もないけど今たしかにあたしたちは


やくそくを交わした。



「…とゆーことで、」

「?」

蒼馬はあたしを床に優しく倒した。

「結婚への第一歩!」
そうゆって蒼馬はあたしの首にキスをした。