ついに新人戦。早かったな。1週間って最初は長ーく感じて過ぎたらあっという間。そんな感じ。茜ちゃんの件で感じたのは、出たなら出たで悩みがあるってこと。あと1年で引退…。後悔しないように頑張んなきゃな。
「ねね、円陣組もうよ」
と、美結。躊躇う私と乗り気なみんな。
「ね。茉夏?」
「ああ、うん。」
円陣には苦い思い出が。
「ね?おいでよ。団結団結!」
「う、うん!」
「じゃあなんにする?」
「team弓場高!勝つぞー、おー
でどう?」
「いいじゃん!じゃあ美結?」
「了解。」
「team弓場高!勝つぞー!」
「「おー!!!」」
上からの羨望の眼差しが何だか痛かった。
「茜ちゃん大丈夫?」
「ハイ!大丈夫です。頑張りましょう!」
「うん…。」
初戦は春山高校…?!え、どこ?なに?え?初めて参加した、とか?
「春山高校ー?」
「どこやねーん!!!」
みんなが小声で叫ぶ。
「今年初めて参加らしいよ。」
「えー?強いん?」
「わかんねー!」
「とりあえずがんばろ!」
第1シングル。私らしい。やば、頑張んなきゃ。
「お願いします!」
相手と握手を交わす。お互い本気でやろう。そんな気持ちを込めて。
1本。ぱーん、ぱーんと綺麗な音。
最終確認。絶対諦めないこと!シャトルをよく見る!がんばろ!サーブはあっち。しゅっとシャトルをおとす。
「ラブオールプレイ!」
再び「お願いします。」目の色を変える。ショートサーブ、クロスヘアピン。よし、倒せた。あ、いけるな。多分。よし、やったろーやん!
ナインティーンセブン絶対いける…!
サーブ、ヘアピン、ロビング、クリア、スマッシュ!よし。
トゥエンティセブン。あとちょい!
フォアショートサーブ、ロビング、クリア、ドロップ、スキあり。クロスヘアピン。
よっしゃ勝った…!
結果的に弓場高は3位だった。残念ながら地区大会進出ならず…。
「あぁ残念やったなぁ」
「そやなぁ」
「夏の大会は勝とうや」
「せやな〜」
その時、私だけが、茜が睨まれていたことに気づいていたようだった。
「ねね、円陣組もうよ」
と、美結。躊躇う私と乗り気なみんな。
「ね。茉夏?」
「ああ、うん。」
円陣には苦い思い出が。
「ね?おいでよ。団結団結!」
「う、うん!」
「じゃあなんにする?」
「team弓場高!勝つぞー、おー
でどう?」
「いいじゃん!じゃあ美結?」
「了解。」
「team弓場高!勝つぞー!」
「「おー!!!」」
上からの羨望の眼差しが何だか痛かった。
「茜ちゃん大丈夫?」
「ハイ!大丈夫です。頑張りましょう!」
「うん…。」
初戦は春山高校…?!え、どこ?なに?え?初めて参加した、とか?
「春山高校ー?」
「どこやねーん!!!」
みんなが小声で叫ぶ。
「今年初めて参加らしいよ。」
「えー?強いん?」
「わかんねー!」
「とりあえずがんばろ!」
第1シングル。私らしい。やば、頑張んなきゃ。
「お願いします!」
相手と握手を交わす。お互い本気でやろう。そんな気持ちを込めて。
1本。ぱーん、ぱーんと綺麗な音。
最終確認。絶対諦めないこと!シャトルをよく見る!がんばろ!サーブはあっち。しゅっとシャトルをおとす。
「ラブオールプレイ!」
再び「お願いします。」目の色を変える。ショートサーブ、クロスヘアピン。よし、倒せた。あ、いけるな。多分。よし、やったろーやん!
ナインティーンセブン絶対いける…!
サーブ、ヘアピン、ロビング、クリア、スマッシュ!よし。
トゥエンティセブン。あとちょい!
フォアショートサーブ、ロビング、クリア、ドロップ、スキあり。クロスヘアピン。
よっしゃ勝った…!
結果的に弓場高は3位だった。残念ながら地区大会進出ならず…。
「あぁ残念やったなぁ」
「そやなぁ」
「夏の大会は勝とうや」
「せやな〜」
その時、私だけが、茜が睨まれていたことに気づいていたようだった。