コンコン。
「失礼します。1年3組の結木です。星野先生に用事があってきました。」
私の手には全て記入された入部届け。
「えっと、どうしたの?」
「入部届出しに来たんですけど…顧問の先生、あ、バドミントン部です。星野先生でいいんでしょうか?」
「まぁ!やっと入部希望きたわー!嬉しい…あなたが1番なのよ!よろしくね!」
「あ、はい。」
星野先生のテンションに驚きつつも、入部できた嬉しさに心が踊っていた。
ついにバドミントン部に入れたんだ…。今度こそ、後悔はしない。
気づいたら、私の考えは「希望をもたない」から「希望を持って後悔しない。」になっていた。