「どうだった⁇2人は。
理亜に殴られてさ。」

「2メートルくらい後ろに吹っ飛んだ。」

「……どう考えても、理亜がトドメ刺しただろ。」

「えー、私かな……」

「どう考えてもそう。
自分の力を思い出せよ、お前は誰だよ。」

「女子高生、黒崎理亜。」

「それと⁇もう一つは⁇」

「全国No. 1月華の総長、桜華。」

もう一つは、っていう言い方はあんまり好きじゃないな……。

どちらも私自身だし、私は1人だし。

「とりあえず、話はもうこれで終わり。

龍馬にも話は通しておくからな⁇」

"龍馬" って言うのは私のお父さん。

朔とお父さん、仲が良いんだよね……。