「黒崎、おはよう。」

「おはようございます。」

朝 8時10分、校門前。

あいさつ運動のために立っている生活指導の先生方。

朝からお勤めご苦労様ですー。

でも、あえて1人の名前を呼ぶなんて 珍しい。

まぁ、そんなのはどうだっていいや。

特に気にもとめず 校舎の方へ歩いていく。

当たり前でしょ⁇

だって、気になったからとは言っても あんなところで立ち止まったら 迷惑になってしまう。

特にこの学校なんて全校生徒数がバカみたいに多いんだから。