【拓磨side】





眠い目をこすりながら学校へ行く。





学校が近づくなり、聞こえてくる女の声。





「キャーーー!!」
「いま目があったわ!!!」
「なに言ってるの私よ!!!!」



ったく、朝からまじうるせぇ。


女は騒ぐ事しかできねーのかよ。うぜぇ。






そーゆーやつらを横目に通り過ぎ学校の門をくぐった。






靴を履き替えるために靴箱を開ける。






そしてでてくる大量の手紙と小さな箱やら袋やらにはいった手作りっぽいお菓子。




「ほんっと懲りねぇなぁ。」



俺はそう言いながら全てゴミ箱へ放り込む。






中から上靴を強引に引っ張り出し履き替えて校内を進む。





どこへ行っても聞こえてくる女の声。





「タクマ様よーーー!!!!」
「今日も素敵ね、、、、!」




ほんっとうるせーなー。



だるいしサボろ。まぁ元々サボる気で来てるけどなー笑






俺は屋上へ向かって歩いていた所に、
1人の男が駆け寄ってくる。




「よぉ〜!拓磨!!!
おめーもサボりか?笑」



朝からテンションたけーこいつ。


こいつは俺の仲間の
如月 要。(きさらぎ かなめ)



なんだかんだいって幼稚園から一緒だ。




そして今こいつは "蒼龍" の副総長してる。




総長はこの俺。


17代目 "蒼龍" 総長 黒崎 拓磨。


関東No.1勢力の族だ。


そして黒崎組の時期組長でもある。



まぁ俺らの紹介はこんなもんだな。



そんなこんなしながら蒼龍の溜まり場でもある屋上に到着した。


みんなが来るまで寝るとするか。