「ねぇ、いい加減うるさいんだけど。
人が寝てんの邪魔してんじゃねぇよ。」






「、、、、、え?」





「、、っは!?」

「タ、タクマ様!!!?」

「こ、これは違うんです!!その、、!」



急に先輩方がたどたどしく言い訳を始めた。



そして彼は冷たく言い放った。



「うるせぇ。失せろ。」




冷たい一言。少し間があいた。



「す、すみませんでしたー!!」

「では!!これで!!!」


など、各々が何かを言いながら
急いで去っていく。




そして、私は彼と2人きりとなり、
彼の方を向く。



今朝廊下を歩いていた、黒崎 拓磨が
目の前に立っていた。




にしてもまぁ、整ってる。笑



思わず笑ってしまった。







「おめーなに笑ってんだよ。」





あ、しまった。




「あーいや、特になにも。
ありがとうございました。」


一応助けてもらった?からお礼を言った。




「おめーいじめられてんの?」




「、、、、へ?」



思わず抜けた声がでてしまった。
私はてっきりお礼に対しての返事が
くると思っていたから。


そして彼は続けて言う。



「いつもこんなんなのか?」



私は"いつも"その言葉を聞いて下を向き、


「そう。いつものことよ。」




そう言った。