二人はサッサと準備しお風呂に向かった。


「旅館なのに、温泉ないよね」


ぱくは小さな声で呟いた。


コクリと頷く。


「散歩行こっか…?」


「うん」


静かな山奥。


何にも無い。


ただ、空気は気持ちいい。


「星…きれい」


掴みたいほどきれいな夜空。