初めてのゲーム参加者の人たちからは「キャァ」と小さく悲鳴が聞こえた。


眼鏡の女は目つきを変え。


「死にたくないなら戦えよ~」


と嫌味ったらしく言い放った。


眼鏡の女はチラッとこっちに目を向けた。


「今日はゆっくり、お休みになっていただけると嬉しいですわ」


スタスタと消えて行く眼鏡の女の後姿。


部屋は自由だ。


早いもん勝ちが一般だった。


荷物をひきずりながら部屋を探す。


「ここでいい…」


「ぱく…いたんだ」


「ずっといたよ」