「義一?」
「なにやってんだ、お前」
「あれ、桃?つうか、デケーなお前等」
俺を見つめているのは、ドデカイ義一と桃。
「たまたま来たらさ、お前の弟君に話し掛けられてさー。とりあえず俺の家に連れてきたわけ。お前、今、和紙の人形に移されている、霊魂?なんだとよ。この霊感ゼロの俺になにやらせてくれんだよ、全く」
桃が横から唾を吐きつつ、呆れた声を出していた。
「………義一………俺、逝けねーんだよ。未練なのかなー?」
俺は呟いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…