「おめでとう〜‼︎」

「あ、ありがと」

ハイテンションの矢崎に些かたじろいだ静流が見えた。
矢崎から小さな花束を受け取ると、2人をカウンターに案内した。

「おめでとう。お祝いにシャンパンをお願いするかな」

「ありがとうございます、黒岩様。ただ矢崎様には、シャンパンは少々強いかと思われますので…代わりに、比較的度数が低めのカクテルをと思いますがいかがでしょうか?」

「直也それでいいよね?うん、合尾にお任せするから」

「かしこまりました、矢崎様」

相変わらず仲が良い、2人を見れた。