「…じゃ、学校は?」
山城が驚いた声で聞いてきた。
「卒業までいけると思うけど…出来なかったら最終的には休学するよ。そうだねー、復学したいとは思っているけどどうかなー。瑞葉ちゃんも要るしおばあちゃんにも手伝ってもらえるから、生活は問題無いけどね」
そう言った静流がカウンターで山城注文のカクテルのブラッディ・メアリを作って渡した。
山城は、味も分かっていないようでゴクゴクと一気に呑み干す。
カクテルを一気に呑むなよ‼︎
とは言えない状況で…
「分かってるわよね、合尾君」
キツイ表情で山城に睨まれた。
『ちょっと順番が違うだけ?つうかさー、義弟よりも遅いんじゃないの?お兄様は?』
相変わらず吉岡は、うるさい。