私はこの春から高校生になった
小花愛華
新しい制服に身を包み
ワクワクの気持ちで学校に向かった
教室に入ると知らない人がたくさんいる
それもそのはずなんせ高校だ
みんなやりたいことは違うから
行く高校もバラバラだろう
それに私は小学校と中学校の9年間ずっと
いじめられていた
だから誰もいない高校に行った
できる限り目立つ事は
しないようにしようと思っていた
そしてできる限り声を出さなかった
するとある一人の子が私に話しかけてきた
もちろんまともに人と関わらないようにしていた
私はどうすればいいか分からなくなった
その子はどの角度から見ても完璧な美人だ
綺麗な髪に整った鼻筋
おそらくみんなが憧れるほどだ
その子の名前は神崎華織らしい