「おっ、さっそく友達できたん?」


話しかけてきたのは、先ほどの
───岡野優

私と、優理が顔を合わせた


「南ちゃん!友達やんなー?!」

「うんっ!!」


私は、優理の赤くなった表情を
見逃さなかった
私を見つつも、岡野優をチラ見
していた───


チャイムが鳴って、休み時間
優理の周りには、人だかりができていた

私は、複雑な気持ちでそれを
見ていた


──グイッ

優理は、私の手首を握ると走り出した


「ちょ、優理!!?」

「耐えられへーん!」


私と優理はそのまま走りトイレについた