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─キーンコーンカーンコーン


「あーっ!チャイム鳴ったぁ!
 またくんね、ばいばーい」


周りと見渡すと
チャイムが鳴ったというのに
席に座ってる人なんて
2,3人しかいない……

私も席について顔を机に埋めた
これからどうしていけばいいんだ…




「あんたっ、髪きれいだな!」


高くも低くもない声
多分、男子だろう……
ちょっと羨ましく思いながら
耳をたてていた


「聞いてますかー?
 えっと…沖田南さーん?」


「え!?私っ?」


「あ、ごめんっ!寝てた?
 …ていうか形ついてるよ?クスッ」


「そうなんですか…」


「他人事みたいに…
 俺、沖田さん気に入った!」


あまりにも眠くて聞き流していた
寝るのにとてもいい声のトーンで
うるさくなく逆に心地よかった






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