「まぁ…なんて言うか、昨日俺の友達がヘンなこと言われて…意識しちゃうってゆーか…」

「……変なことって?なに?」

変なこと?何言われたの?

「心愛は知らなくていーの。だから今日は…」

え?私は知らなくていい?どういうこと?
そんな理由でキスしてくれないの?

それが嫌になって

「じゃあキス…してくれないの?」

ちょっと拗ねた声になってしまった。
私とキス…したくないのかな…




「わ、私は止まらなくてもいーから…キスしてほしい。」

その言葉を聞いてお兄ちゃんが一瞬驚いた表情をした

「ほ、ほんとに…止まらなくていーのか?」

「う、うん」

「今の言葉忘れんなよ?」

お兄ちゃんはニヤリと笑うとひょいっと私を抱き上げた。

「っお兄ちゃん!?何するの?」

「そんなん決まってんじゃねーか」

お兄ちゃんはそう言うと私をベッドに下ろした。