血が沸騰しちゃうぐらい熱くなった。

でも________
お兄ちゃんとキスしたい。
お兄ちゃんに触れたい。
どうして…してくれないの？

勇気をだして言った言葉に
お兄ちゃんは頬を赤くして視線を逸らした。

「心愛は俺とキス…したい？」
「……っしたいっ」
ためらったけど小さく頷いた。

「どうしても…だめ？」
「キス…してくれないの？」

「ダメっていうか…」

私は不思議に思いながら次の言葉を待った。

「…今心愛にキスしたら…止まらなくなりそーだから。」

「止まらなく、なりそう！？」

その言葉を聞いて私の体温は一気に上昇した。