不意打ちでそんな嬉しいこと言うなんて。
お兄ちゃんはずるいな…
ちょっとだけ頬をふくらませた私に、お兄ちゃんは楽しそうに笑っていた。

「心愛…誤解してない?」
「別に俺は女に笑ったんじゃなくて、お前が来てくれて嬉しかっただけ。」

「え…?でも…電話の時あんな嬉しそうに…」

「それは心愛が"そんなのやだ!"とかんな可愛いこと言うからだろ…///」
そう言われて私はどんどん顔が熱くなる。

何も言えないで黙ってるとお兄ちゃんが優しく頭を撫でた。