私の目を真っ直ぐ見る2人。
と、
?「あ~、有栖だ~」
?「おっ、ホンマや。何や揉め事か?」
?「そんな訳………ありますね」
??「「有栖~!」」
ん?
この声、まさか。
………ほっとこう。
「そんなに驚かないで下さい。何も致しませんよ。でも、(黒笑い)」
女、力「ゾクッ」
「私の敵となる行動をするのでしたら、潰しに掛からせて頂きますので(ニコッ)」
「では」
と、2人を避けて前に進むと、5人が私を待って立っていた。
あっ、ここで紹介。
黒薔薇
古宮 雪
総長。
容姿
薄金髪、黒目。
美男子、美少年。
頭脳
良い。
身体能力
抜群。
有栖の事が、、、。
美島雅
副総長。
心咲の彼氏。
容姿
黒髪黒目。
美男子、美形。
頭脳
賢い。
身体能力
抜群。
村上楓
幹部。
容姿
茶髪茶目。
可愛い。
頭脳
良い。
身体能力
抜群。
斉藤進
幹部。
容姿
蒼髪黒目。
美形。
頭脳
良い。
身体能力
抜群。
田中柳
幹部。
チャラ男。
容姿
金髪黒目。
美形。
頭脳
良い。
身体能力
抜群。
最強6人
神塚有栖
月。
容姿
白パーカーに月の刺繍、黒短パン。
フード被り。
奥野華
全国No.1奥野組若頭。
狂。
容姿
黒髪黒目。
美少女。
頭脳
頭脳明晰。
身体能力
抜群。
黒パーカーに狂と刺繍、白短パン。
緩い回りに花が飛んでるような雰囲気。
関口尚
全国No.1 関口グループ御曹司。
風。
容姿
黒髪茶メッシュ、黒目。
美形。
頭脳
良い。
身体能力
抜群。
水色パーカーに風の刺繍、白短パン。
関西弁。
神無月悟
全国No.1華道家の息子。
黒。
容姿
黒髪黒目。
美形。
頭脳
頭脳明晰。
身体能力
抜群。
黒パーカーに、黒短パン。
怒ると黒い。
雪嶋海
全国No.1雪嶋財閥次期社長。
双。
容姿
茶髪黒目。
可愛い。
頭脳
頭脳明晰。
身体能力
抜群。
蒼パーカーに白短パン。
雪嶋陸
全国No.1雪嶋財閥 次期副社長。
双。
容姿
茶髪黒目。
可愛い。
頭脳
頭脳明晰。
身体能力
抜群。
蒼パーカーに黒短パン。
華「有栖~」
海「有栖~!」
陸「有栖~!」
と言いながら抱き付いてきた3人。
上から、奥野華。雪嶋海、雪嶋陸。
華は、所謂二重人格でいつもはゆるゆるだけど、喧嘩となればキリッとして狂ったように闘ってる。
海と陸は双子で、どちらもとても可愛い。
「久し振りだな、華、海、陸」
3人「うん!」
と、
悟「そうですよ」
尚「ホンマ、寂しかったわ~!」
と言う2人は、神無月悟。関口尚だ。
この5人の繋がりは、最強6人だ。
さっき言った華、海、陸、悟、尚で5人、そして私で6人。
そう、この6人で最強6人。
「ゴメンゴメン」
黒薔薇「えっ」
ん?
まぁ良いか。
「5人はここの生徒?」
華「うん!クラスも一緒で席も廊下側で近いんだ~」
「へぇー」
海「そう言えば、何で黒薔薇と行動してるの?」
陸「さっきから間抜けな顔でこっち見てるよ」
振り返ると、確かに間抜け面でこちらを見ていた。
「家の都合」
5人「あー」
これで納得してくれるから良い。
すると、
海「ねぇねぇ!いつもみたいに手合わせ手合わせ!」
陸「そうだよ!ずーっとやってないし!」
「えー、でも護衛があるし」
海、陸「お願い」
と、コテンと首を斜めにした2人。
「うーん」
どうしよう。
護衛サボる訳にもいかないし、かといって諦めそうにも無いし。
と、
雪「手合わせ?僕も見て良いかな?」
と、雪様が言った。
すると、
悟「全国トップの黒薔薇さんが見ても、物足りないのでは?」
尚「こっちはそういう組織ちゃうしな」
華「だよね~」
と、明らか黒薔薇を拒否る3人。
けど、
海「それで有栖とやれるなら良いじゃん!」
陸「そうだよ!3人も手合わせしたいでしょ!」
と言うと、3人は顔を見合わせてから、
華「まぁ」
悟「良いですかね」
尚「別に、見たらアカン何て言うてへんしな」
ということで、私達は屋上へ向かったのだった。
屋上に移動した私達計11人。
すると、
雅「でも、手合わせって何するんですか?」
えっ?
そんなの、
6人「ギリギリの殺し合いに決まってるでしょ(やろ、!、よ~)」
黒薔薇「!?」
何を驚くんだか。
と、
華「待って待って」
と言った華。
「どうした?」
華「多分、殺し合いじゃ刺激が強いから、有栖に攻撃を当てるってのは?」
「えっ」
海「賛成!」
陸「うん!」
悟「そうですね」
尚「何か物足りへんけど」
………。
と言うことで、私に攻撃を当てるというものが始まった。
ルールと言うのは特には無いが、制限時間は5分という事となった。
悟「では、海&陸対有栖。開始です」
という声で、いきなり走って来た2人。
うわー、2人は双って言われる程だから、2人の連携は私でも疲れるんだよね。
スピードは速いし、フェイクとかも上手いし、パンチも蹴りも重いしで。
しかも、笑顔で来るから精神的にキツいかも知れない。
と思っている内に、ドンドン来る2人。
パンチも蹴りも全て避け続ける。
雪side
屋上へ移動して始まった手合わせ。
一方的に有栖を責める2人。
けれど、それを全て避ける有栖。
その後の奴等も、誰一人として有栖に攻撃を当てる事も追い詰める事も出来なかった。
決してあの5人が弱い訳では無い。
寧ろ、僕達の方があの5人よりも弱い。
のに、有栖は余裕を見せながらあの5人の攻撃を全て避け続けた。
スゴいとしか言いようが無いし、有栖の事をまた知れた気がして嬉しかった。
有栖が勝って、僕も嬉しかったのに。
なのに、何だろうか。
このモヤモヤは。
有栖「海と陸、前より動き速くなってない?」
海「そうかな?」
陸「けど、有栖が言うならそうかも!」
有栖「フフッ、自分で分からないのに、私を信じるの?」
海、陸「うん!」
………。