「おお、ありがとう」
嫌がる様子も見せず、お弁当を受取ってくれたことにまずはほっとする。
「食べてみてよ」
「なんか、記憶戻る要素ありそう?」
お弁当箱を見つめてから、あたしの顔をみつめる。
「わかんないけど、高校生の頃によく食べてたから」
「そっか。おお、うまそ」
お弁当箱の蓋を開けて、笑顔をみせる浩ちゃん。
「俺の好物ばかりじゃん」
「うん、わかってるからね。浩ちゃんの好物」
「……だよなぁ、いただきます」
口に入れて「すげーうま」って、言いながら食べて。
その様子があの頃の浩ちゃんとなんら変わってなんていなくて。
涙が溢れてきそうで、ぎゅっと唇を噛む。
「……あのさ、俺君のことだけどうしてもわからない」
あたしの表情の変化に気づいたのか、浩ちゃんがふっと真面目な表情になる。
嫌がる様子も見せず、お弁当を受取ってくれたことにまずはほっとする。
「食べてみてよ」
「なんか、記憶戻る要素ありそう?」
お弁当箱を見つめてから、あたしの顔をみつめる。
「わかんないけど、高校生の頃によく食べてたから」
「そっか。おお、うまそ」
お弁当箱の蓋を開けて、笑顔をみせる浩ちゃん。
「俺の好物ばかりじゃん」
「うん、わかってるからね。浩ちゃんの好物」
「……だよなぁ、いただきます」
口に入れて「すげーうま」って、言いながら食べて。
その様子があの頃の浩ちゃんとなんら変わってなんていなくて。
涙が溢れてきそうで、ぎゅっと唇を噛む。
「……あのさ、俺君のことだけどうしてもわからない」
あたしの表情の変化に気づいたのか、浩ちゃんがふっと真面目な表情になる。