12年前。
高校入学式の朝。
「やばい!入学式早々遅刻しちゃう!」
リビングを通りすぎるときに、中をみるけどもう誰もいない。
「誰も来ないよね」
ふぅっとため息をつき、靴を履いて家をでる。
真新しい制服を身にまとって、進む1歩はどんな世界が待ってるのかな。なんてワクワクしながら。
高校生になって、友達とショッピングだって行きたい。
彼氏だって欲しい。
たくさんしたいことがある。
いままでよりも学校が少しだけ遠くなったぶん、家にいる時間も短くて済む。
といっても、高校が地域にひとつしかないから、そんなに離れてるわけでもないし歩いていける距離だ。
本当なら、家を出たくて仕方なくて。
全寮制の学校に行きたかったくらいだ。
「いけない、走らないと」
腕時計は、学校につかなきゃいけない時間を過ぎていた。
高校入学式の朝。
「やばい!入学式早々遅刻しちゃう!」
リビングを通りすぎるときに、中をみるけどもう誰もいない。
「誰も来ないよね」
ふぅっとため息をつき、靴を履いて家をでる。
真新しい制服を身にまとって、進む1歩はどんな世界が待ってるのかな。なんてワクワクしながら。
高校生になって、友達とショッピングだって行きたい。
彼氏だって欲しい。
たくさんしたいことがある。
いままでよりも学校が少しだけ遠くなったぶん、家にいる時間も短くて済む。
といっても、高校が地域にひとつしかないから、そんなに離れてるわけでもないし歩いていける距離だ。
本当なら、家を出たくて仕方なくて。
全寮制の学校に行きたかったくらいだ。
「いけない、走らないと」
腕時計は、学校につかなきゃいけない時間を過ぎていた。