「そうなのか?お前ならブラック飲んでそうだけどな」

「え?」

意外な鈴木の言葉に、直ぐに反応できなかった。

「ど・・して、そう思うんですか?」

「ん? いや、見た目と中身が違うって分かって来たからかな。始めはプログラムなんて出来る気がしなかっけど、予想に反して出来てたし、残業も頑張ってるしな」

何時ものように冗談っぽい言い方ではなく、しみじみと話す姿に驚いた。

「で、どうなんだ?」

「え?」

「コーヒー。ブラック派じゃねーの?」

「あはは、実はブラック派です」