「それはそうと、
ミュージカルの話良かったね。」



「ですよねぇ♡いやー初めて
この仕事やってて良かったって思えたね!」



「朋華はそれのために
モデルしてきたんだもんねー。」



「イエス!!」



そう、
私がモデルを引き受けた一番の理由は
アニメ関係の仕事が出来るかも知れないと
言われたから。



淡ゆくば、大好きなゆうたんと共演したい!
そんなことを願いながら、
日々頑張ってるのであります!



「あ、そういえばキャストは誰だろ?」



カバンの中から
さっき貰った書類を取り出す。



一枚目をピラッとめくり、二枚目を見る。
キャストの文字を見つけるも、
そこには私の名前しか載っていなかった。



「あれー?私だけ??」



「あー、まだ朋華以外
決まってないって言ってたもんねー。」



「え、そうなの??」



「話聞いてなかったんかい。」



「嬉し過ぎて途中から天国行ってたヨ。」



「あんたってやつは…。」



そっかー。
まだキャストは決まってないのか。
ゆうたんが演じてる白秋君は
誰になるんだろ?