「えぇえええ!?マジっすか!?
ななななんのミュージカルっすか!?」



━━━ベシッ!



「いたっ!!」



「社長にはちゃんと敬語使いなさい。」



「…すんませんしたー。」



あぅ…あや姉に怒られた。



「それでなんのミュージカルなんですか?」



「ああ、これだよ。」



社長からの紙を受け取ると、それを見た。
表紙の真ん中にはタイトルが書かれている。



「らぶ♥マジック、ミュージカル……
え、えぇぇぇええええ!?!?
ま、まさかあのらぶマジですかっ!?」



「この間、知り合いの舞台監督と
会食があってな。ぜひ鈴城に
演じて欲しいと頼まれたんだ。
ちなみに公演は来年の春らしいぞ。」