「よろしくお願いします。」



というと、紳士的な対応で、腰に手をまわしてきて自然にわたしも肩に手がいくようにリードしてくれて、向き合いながらダンスするかたちになった。




少し恥ずかしかったけど、かっこいい人だからちょっぴり、テンションがあがった。




「お名前を伺ってよろしでしょうか?」



「すずき、 りなです。一応高校一年生です。」




っていうと、



「りな?! あっ俺は、たかはし ゆうと。てか、同い年だし、タメでいい?」



いきなり、名前を呼ばれたときはびっくりしたけど、同い年ってことで安心した。




曲が終わり、あんまり話せなかったけど、少しおしゃべりできてよかったって思ってるところに、



「りなーー!」


案の定、もえがきた。