と、優斗くんについてって、ついたのはすぐそこ、4階にあるパソコン室。


「す、涼しい…!」


なにここ、天国?うん、間違いない。

ここは天国だ!!


「はは、すっげぇ幸せそう」

「生徒が入れるとこでこんなに快適な場所があったなんて…!」

「まあね、うん
普段はダメなんだけど、俺は生徒会長だから特別」

「へぇ、そうなんですねぇ…。…えぇ!?
生徒会長なんですか!?」

「え、知らなかったの?」

「知らなかった!!」

「うわ、ショック~
俺こんな頑張ってんのにそんなもんなのか、、」


なんて、優斗くんは明らかがっかりしてる、けど

生徒会長って!まじか!!
いつもは遠くからしか見てないから顔とか知らなかったし、ってか興味すらなかったけど…

まさかこんな優しそうなスポーツマン的な人だとは…


「…なんか、サッカー部で生徒会長で
すごく友達も多そうだしモテそうだし人気者的な要素満載ですね」

「はは、なにそれ。
まぁ人気あるなら嬉しいけどさ」


私、生徒会長ってなんか真面目な人がなるもんだと思ってた…
なんならちょっと頭悪そうだもん。


「……優斗くんは頭いい?」

「え。うーん…
まぁ普通よりはできると思うけど…」


うーわ、まじか。

スポーツマンで会長で、優しそうで勉強もできる。
すごいオプションいっぱいついてる人だな。


「超モテそうだけど彼女はいないんですか?」

「いないいない!モテないし」

「告白されるでしょ。
っていうか、後輩から絶対人気ありますよね」

「はは、どうかな。
俺の事を知らない子もいるみたいだし?」


うっ…、それは否定できない…
ぜんっぜん知らなかったし…


「ま、別にモテたくて会長やってるわけでもないし。
でもこういうとこ自由に使えるから、会長も悪くないよ」

「快適すぎて幸せ~」

「じゃ、ここで一緒に神谷終わるの待ってるか」

「はい!!」


そう元気よく返事すれば、優斗くんはわさやかに私に笑い掛け、椅子に座ったから私も優斗くんの隣の席に座った。