お父さんが自分の部屋にいたから、私はずっとこたつにいた。


ゆったりした音楽がイヤホンから流れてきて、眠気がじわじわ進行してくる。
重い頭を揺らしていると、お母さんがお風呂に入りなさいと言ってきた。


その後さっとお風呂に入って体を洗い、ベッドに崩れ落ちたところだ。
手足が熱を保っているうちに寝なければ。肩まで布団を被り、目を閉じる。


いい夢が見れそうだ。現実で起こるいいことより、夢の中のいいことの方が心地いいのはなんでだろう。