「ここだね」

その店に到着して早速私たちは商品を見る。

「これかわいい・・・!」

「あ、ほんとだ。
・・・でもほんと見ているときれいだよね。色合いとか」

「ね?
・・・じゃあ、私は緑色にしようかな。
何だか見てて癒される色だし」

「お!いいね。
じゃあ僕も買おうかな」

と真君もハー●リウムに手を伸ばす。

「あ!この青色なんかいいかも。
これにしよ」

と、手にすると真君は私の物も手に取りお会計に向かう。

「え!?いいよ!
何か悪いし・・・」

「え?いいよ。僕がだすよ?」

「でも・・・」

「奢らせてよ。
今日、ショッピングにせっかく来たんだからその記念に。
ね?いいでしょ?」

うるっ・・・

出ました。

久しぶりの真君の上向きおねだり・・・

そんなことされちゃ―――

「わかりました」

承諾するしかなくなっちゃう!!