「なっちゃんさぁ・・・あいつと仲がいいの?」

「あいつ・・・?」

「ほら!さっきやたらとなっちゃんに話しかけてきたチンピラ店員」

ち、チンピラ店員・・・って・・・

「ううん。
小・中学校のときにずっと同じクラスだったけど、喋ったことがないよ。
ていうか、今日初めて喋ったかな?
あの時は私のこと虫のように扱われたから、今日の雪音君はちょっとびっくりしたっていうか・・・」

「虫!?
最低なヤローなんだろうね」

ていうか、真君・・・半分素に戻ってますけど・・・

すると―――

「お待たせしました。
アイスコーヒーとダージリンとシフォンケーキ2つでございます」

と雪音くんとは違う店員が商品を持ってきてくれた。

「ごゆっくりどうぞ」

と、早速私たちはシフォンケーキを口にした。