真っ青なイチョウ並木の続く早朝の大学には、学生の姿は一切見当たらない。
それもそのはずかとため息が漏れるのは、時刻が1時限が始まるまでにまだ1時間半以上も前だから。
キャンパスが見えてきた所で、研究棟に入りエレベーターを呼ぶ。
5階の501号室があの男からいつも指定される待ち合わせ場所になっている。
と、言うのもこの研究室の主こそあの男であり、件のあの男とは准教授の桜庭理人その人である。
あの男から送られてくるメッセージは、いつも今朝の様な”0730”と言う数字だけで構成された内容ばかりで、一方的に時間を指定されては毎度呼びつけられる。
これではまるで、自衛隊の業務連絡のようだと苦笑してしまう。
それもそのはずかとため息が漏れるのは、時刻が1時限が始まるまでにまだ1時間半以上も前だから。
キャンパスが見えてきた所で、研究棟に入りエレベーターを呼ぶ。
5階の501号室があの男からいつも指定される待ち合わせ場所になっている。
と、言うのもこの研究室の主こそあの男であり、件のあの男とは准教授の桜庭理人その人である。
あの男から送られてくるメッセージは、いつも今朝の様な”0730”と言う数字だけで構成された内容ばかりで、一方的に時間を指定されては毎度呼びつけられる。
これではまるで、自衛隊の業務連絡のようだと苦笑してしまう。