「ワンピースって、抱いてくださいって言われている様にしか見えないよな」


「そ、そんなつもり——‥……」


「無いって言えるか?」


 突拍子もない事を言い放ち、そう鼻で笑うこの男は、どこまでも最低な男だと思った。

 男の指がさらに上に滑り、さらりと私の首元を撫でる。


「それにしても、……肌の白い女がキスマークつけてると余計エロいな」


「誰の、仕業だと思って……」


「俺以外に誰が居んの、」