担任の先生と保健室の先生だ
「おー野村、ちょうどいいや
ちょっとこっち来てくれ、紹介するよ」
手招きをされ、2人の元へ行く
「保健室の先生、山崎先生だ」
先生から紹介を受け頭を下げる
長い黒髪のストレート、マンガみたいに本当にサラッサラ
顔も肌も綺麗だし、これは絶対男子が食いつきそうだなぁ
「彩ちゃん、よろしくね」
彩ちゃん…ってことは先生から聞いたのかな?
それならとっても気が楽だなぁ
しかも女性じゃん?今まで男、男、男、男…って男ばっかだったから落ち着く
「山崎先生、私今健康診断から逃げてきて、それで…」
「うんうん、いくら男装してても体は手術しなきゃどうにもならないものね〜♪」
ニコニコしながら先生がベッドのとこのカーテンを開けるとなにやら機械が設置されていた
近くに行ってみるとそれらが心電図検査に使われている物だと分かった
「先生これは?」
「一台あなた用に借りてきたの、さぁ始めましょ!
この職場でガールズトークができるだなんて思ってもみなかったから先生嬉しいなぁ」
先生のキラキラと眩しい笑顔を見て私も自然と笑っていた
ベッドに腰掛け、服を脱いでサラシも外す
「ほんとにとことんやってるのね」
「はい…徹底的にやりなさいって学園長が」
「ほんと、よく学園長がお許しになったってびっくりしたわ!
そもそもなんで彩ちゃんはここに?」
「それは…」
そう、それは1年生のある日のことが引き金となっていた