私、いや僕の名前は野村彩
なんで言い直したかって?
だって私今は男子なんだもん
でも本当は女子なんだよ?
ここ星宮学園は男子校で、私は男装してここに通う女子高生ですよ!
もちろん、名前も彩じゃなくて彩人って名乗ってるし、服装だってみんなと同じズボン
ただ髪型はさすがにスポーツ刈りとかは嫌だったからショートヘアにしている
どう、結構完璧でしょ?
でもそう簡単に女子が男子になれる訳もなくて…
「おい次!服は上だけ全部脱いでおくように!!」
体育科の先生の指示でみんな服を脱ぎ始める
今日は学校全体で行われる健康診断
いくら男装してるとはいえ、体は女子そのものなので絶体絶命なんです…
「のんちゃん大丈夫?」
肩をとんとんと優しく叩き、声をかけてくれたのは…あれ?誰もいない
「ちょっとのんちゃん!いくら僕が小さいからって〜!!」
あ、私のすぐ後ろに並んでいた小さ…平均より少し低めの色上千尋だ
紹介します!
彼は私の幼なじみで『ちーくん』って呼んでます
まぁ幼なじみってことは私の が女子だって事ももろちん知ってる
2年生だけど美術部の部長を務めてるすごいいい子
更にこの学園の寮の寮長もやってくれてるんだよ!
「ねぇってばぁ!」
「あぁ、ごめんごめん!どうしたの?」
袖をグイグイと少し涙目で引っ張ってくるその姿はまさにおもちゃをねだる子供みたいでかわいい
「保健室行かなくていいの?このままじゃまずいんじゃ」
ちーくんの言葉だ一気に目が覚めた
そうだよ!早く先生に言って保健室に…
「先生、頭が痛いので保健室の方にちょっと…」
「ん?お前は…今度来た転校生の野村だな
分かった、行きなさい」
頭を下げ小走りで保健室へ向かう
列はしばらく続いていて、みんな私の方へ目をやる
「なぁ、あいつって…」「転校生だろ?噂の」
会話が次々と耳に入ってくる、別に聞きたいわけじゃないし、どうせろくなことでもないだろうしね
ため息をこぼしながら到着した保健室のドアを開けると2人の先生の姿があった
なんで言い直したかって?
だって私今は男子なんだもん
でも本当は女子なんだよ?
ここ星宮学園は男子校で、私は男装してここに通う女子高生ですよ!
もちろん、名前も彩じゃなくて彩人って名乗ってるし、服装だってみんなと同じズボン
ただ髪型はさすがにスポーツ刈りとかは嫌だったからショートヘアにしている
どう、結構完璧でしょ?
でもそう簡単に女子が男子になれる訳もなくて…
「おい次!服は上だけ全部脱いでおくように!!」
体育科の先生の指示でみんな服を脱ぎ始める
今日は学校全体で行われる健康診断
いくら男装してるとはいえ、体は女子そのものなので絶体絶命なんです…
「のんちゃん大丈夫?」
肩をとんとんと優しく叩き、声をかけてくれたのは…あれ?誰もいない
「ちょっとのんちゃん!いくら僕が小さいからって〜!!」
あ、私のすぐ後ろに並んでいた小さ…平均より少し低めの色上千尋だ
紹介します!
彼は私の幼なじみで『ちーくん』って呼んでます
まぁ幼なじみってことは私の が女子だって事ももろちん知ってる
2年生だけど美術部の部長を務めてるすごいいい子
更にこの学園の寮の寮長もやってくれてるんだよ!
「ねぇってばぁ!」
「あぁ、ごめんごめん!どうしたの?」
袖をグイグイと少し涙目で引っ張ってくるその姿はまさにおもちゃをねだる子供みたいでかわいい
「保健室行かなくていいの?このままじゃまずいんじゃ」
ちーくんの言葉だ一気に目が覚めた
そうだよ!早く先生に言って保健室に…
「先生、頭が痛いので保健室の方にちょっと…」
「ん?お前は…今度来た転校生の野村だな
分かった、行きなさい」
頭を下げ小走りで保健室へ向かう
列はしばらく続いていて、みんな私の方へ目をやる
「なぁ、あいつって…」「転校生だろ?噂の」
会話が次々と耳に入ってくる、別に聞きたいわけじゃないし、どうせろくなことでもないだろうしね
ため息をこぼしながら到着した保健室のドアを開けると2人の先生の姿があった