顔を上げて 至近距離で目が合う。
透哉の整った顔が近づいて、長い前髪が 私の顔にかかって、そして 唇が触れる。
……私、決めた。
この世界に永遠なんてものはないかも知れない。
けれど、私は ずっと透哉と一緒にいる。
傷付きやすくて、間違いに頭を悩まされている透哉だから、側で支えてあげたい。
貴方との道は棘だらけの茨の道だと思う。
それでも、それを超えた先には何かがある。
そう信じて、一緒に歩いていきたい。
ねぇ、透哉。
私の人生は まだ始まったばかりで この先にもっと色々なことが待ち構えているんだと思う。
だけど、どんな困難乗り越えていきたいと思うよ。
その隣で私を支えてくれるのは、やっぱり透哉がいいな。