歯車が狂い始めたのは それから。
私と違って 女の子らしい静香は 獅龍のメンバーの目を引いた。
皆 静香に好かれたくて ご機嫌取りをした。
静香のために たくさんのお菓子を用意したり。
"ボディータッチの多い女は苦手" と言う透哉が 静香にどれだけ触られても 嫌がる気配を見せなかったり。
私、きっとそれが羨ましかったんだ。
皆からチヤホヤされている静香に嫉妬していたんだ。
高校生にもなって、みっともない。
そう思った。
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