私はリンドブルムの方へ両手を伸ばした

目を閉じて意識を高める

そして


「精霊よ…彼ものを癒し、怒りを静めたまえ!」


優しい光がリンドブルムを包み込んだ

光がおさまると、リンドブルムから怒りの表情が消えていた

「もう大丈夫かな…?えと…なにがあったんですか?」

私が聞くとリンドブルムが少年を睨んだ


『こやつが、戦いを申し込んできたのだ』


…は?リンドブルムに⁉︎

この人本当のバカだったんだ…

リンドブルムは敵に対する容赦のなさで有名なドラゴンなんだよ⁉︎

下手したらこの人、死んでたかもしれない