「おばあちゃん」
「なんだい?」
「なんで私だけ飛べないのかな…?」
「それはね、神さまがあなたを飛べないようにしたからなのよ」
「そんなのってひどい!私だってこの空を自由に飛びたかった…!神さまはイジワルさんなのね」
「そんなことないわ」
「どうして?」
「人にはね、生まれた時からそれぞれ使命が与えられるの。だからね、あなたにも飛べないからこその使命があるはずよ」
「…よくわかんない!」
「そのうちわかるわ」
おばあちゃんは柔らかく微笑んで、幼い私の頭をなでた
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