最初に一言申し上げます。
この作品は「本当に素晴らしかった」です。
大人の純愛、と申しましょうか。
年の差や過去、立場を考えて一歩が踏み出せない主人公。
その葛藤がみずみずしく描かれていて、読んでいると胸が締め付けられる想いをしました。
リズムが良くスルスル頭に入ってくるのに、台詞の一言一言に感動。随所にほっこりするような
笑いがピリリと効いたスパイスですね。
そして私的にこの作品の最も素晴らしいと思った場所は
とても良い間の
モノローグです。
どこか詩的で、ロマンチックでもあり、リアルでもあり。
このような間をうまく繋げられた作者さまに『凄い!』の一言ですね。
『愛』と連想される色は赤やピンクだったり、どこか温かい色を思わせられますが、
敢えて色のない『透明』のワードを選んだ理由
それは読んでからのお楽しみですね。
是非!