壮太のことを考えるのをやめて、
いつもの営業スマイルへ瞬時に切り替えた

『今年度から新任の先生が来たので紹介をしたいと思っているのだが、
 なにせ、うちの自慢の生徒会長だからね!!』

がっはははと笑う校長に

『いえいえ、とんでもございません』

『じゃあ、始業式の準備は私たちだけでやっておくから』

壮太のこともあったからか、未央が気をきかせてくれた。

『うん、ありがとう、よろしくね』


そういって校長のあとについていった。