「お願い、誰にも言わないで......」




「どうしようかなぁ....」




ストローをグルグル回しながら、頬づえをついている。





「もし智也と上野さんに言ったら?」




月野君と、穂乃果に......



一気に心臓の音が大きくなる。

バクバクと、破裂しそうな勢い。




「や、やめてっ.......」




何か坂神君、違う人みたい.....


これは、ヤバイ状況。






「あぁー、買うの大変だったよー」



穂乃果と月野君がジュースを買いに、戻って来てしまった。



あ、ああっ

どうしよう......



坂神君に目を向けと....


「ま、今は黙っとく」

っと、悪い笑みしながら言った。




「え?何の話ししてたのー?」



穂乃果がいきなり聞いてきて、ドキッとした。





「な、何でもないからっ!....」




首をブンブン横に振り、否定した。