「「病気かもしれない…?」」

昼食を食べ終えた私は例の件について話をしてみた。

「そうなの。急にドキドキして、顔も熱くなる感じがしたかな。やっぱりこれって何かの病気だよね…?」

そう言うと茜音は深刻な面持ちで

「それ本当に病気なんじゃない!?早く医者に行きなよ!病気は怖いよ!!」

と言ってきた。

「そうだよね…どうしよう…」

やっぱり私、病気なんだ…覚悟はしてたけど…不安だな。早く病院に行って診てもらわないと。でもこんなに心配してくれる友達がいるって、なんだか嬉しいな。

「早いうちに病院に行ってみるよ。打ち明けたらスッキリしたし、話聞いてくれてありがとう!」

「友達なんだから当たり前じゃん!うんうん、そうしなよ!」


私と茜音で話がまとまりかけた時、急に麻耶が口を開いた。


「盛り上がってるとか悪いんだけど、多分それって病気じゃないと思う」


どうやら話は振り出しに戻るようだ