麻耶の冷静なツッコミによつて現実に引き戻された

「バカみたいなこと言ってないで。そんなんじゃいつまでたっても解決なんてしないよ。先生のこと、好きなんでしょ?」


そうだった。私、どうすればいいか考えないと…

「でも告白が早いって、他にどうすればいいんだろ?」

「まずは自分のことを知ってもらう事からはじめたら?分からないままじゃ先生も困るだろうし」

麻耶は大人だなー、なんでも知っててかっこいい…


「なるほど、さすが麻耶だね!んじゃ千星!頑張ってアピールしないと!!」

茜音にも背中を押してもらう
持つべきものは友人だ

「うん!私、頑張るよ!!」


席を立ち上がり意気込んだところでガラガラ、とドアが開いた