放課後、今はテスト期間中で部活もない。
誰もいない教室で3人は勉強をしているふりをしつつ話をしていた。


「ああ、自覚できたんだ。よかったね」
「恋か〜〜いいな〜青春って感じだよね!」

予想通りの反応の2人に苦笑いが漏れる


「でね、恋愛なんかしたことないしこれからどうすればいいのかな?」

「それはもう告白でしょ!!!」

「やっぱりそうなの!?」


茜音の考えは自分と同じらしい。


「うぅ…腹をくくるしかないのか。武士として儚く散るでござる」

動揺で思考も発言もおかしくなってしまっている私に麻耶は言い放った。


「意味不明すぎ。あんたそもそも武士じゃないでしょ、あと告白は早すぎ。」