「じゃあさ、あんまり妬かせんなよ。




美心を取られたくない」





私の耳元で甘く囁く貴方の声は、クリアでーー



頬に染まる赤。



やだ、顔見られたくない。


私は思わず、雷くんの胸に顔を埋めた。