「美心ちゃん、今夜は寝れるかな」


君はまだ、青の隣で寝ついたことがない。


「青が、寝かしてくれないかもな。

朝まで。それならさすがに寝れるよな」



廉の発想に、青筋が何本か浮いた。


ゴンッッ



「いたっ、何すんだ」



廉が嘆く、俺がげんこつを御見舞いしたからだ。



「青は、廉とは違う。

本当にお前は、反省しろ」



「へ~い」


小さな声の廉。



気になるのは君のこと。