何が面白いのかわからないけど…。
私は柊花に私といて楽しいのか聞いた。


「は?楽しいから一緒にいるんだよ?
一緒に居たくないのに、帰ろうなんて言わないよ」


「それはそうかもしれないけど…。
それに、柊花が何で私に話しかけてきたのか、入学して一か月たった今も分からない」


沈黙が流れる。

柊花は大きい瞳で私を見つめる。


「キレイだったから?」

「は?」


今、この子はなんて言った⁈

「キレイだな〜話してみたいな〜って思ったら話しかけてた。話してみたら楽しかったしかわいかった。以上ですが、何か⁈」


「柊花…地味に恥ずかしい事言わないで…
ありえないでしょ?私がキレイとか可愛いとかって…」

「ありえる。
でも、その髪型は何⁈OLかぃ?
JKなのに、ボサボサな髪を下の方で纏めるだけなんて!」


えぇ…これは長く、めんどくさくなりそう…。

「かまわないでしょ?どうせ関わってくる人なんて柊花ぐらいだし」

「そうじゃない‼︎もぅ…こういう人をオシャレにさせるには……」

柊花は腕を組み考えるポーズをする。
そして、変な事を言い出した。

「そうだ!恋だ‼︎恋をしよう鵠‼︎」

「は、はぁあー‼︎‼︎⁇⁇な、何言い出すの⁈」

「恋をする女の子は可愛くなる。うん、それは鵠にも当てはまらないわけは無い‼︎
クラスにいないの?気になる人」