ドレスの裾からのぞく足は裸足で真っ黒。その小さな足は身体よりさらに冷たく、氷のようだった。


アメリアは視線を顔に移す。


髪の色はまあまあ美しいと言えよう。暗闇の中でも光る淡いブロンドは腰まで長い。


閉じられた目を縁取るまつげは長かった。


アメリアは少女の着ている服を脱がすと、暖かい湯の中へ少女の身体を沈めた。
 

小柄ながらもすらりと伸びた肢体。まともな格好をさせれば、もしかするときれいなのではと思わせる。


身体を乱暴に洗われても、少女は目を覚まさなかった。