アメリアはシェリルの存在を快く思っていなかったが、ダーモッドのしたことに腹をたてた。


シェリルの背中を押したのはダーモッドだ。


ダーモッドは地下室の中で反省させられることになってしまった。


レオン様も人間をかまうなどおろかだ。


そんな言葉は絶対に言えないが。


あの弱い少女はいつもめそめそしており、つまらないだろうに。


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ひとりになったシェリルはまだ慣れない部屋をぐるっと見回した。


レオン様は何をしている人なのだろう。


この部屋から出たのは一回だけだけど、お屋敷が大きいことはわかる。


そしてこの部屋の調度品の数々。


豪華な内装。


時折、様子を見に来てくれるから、この屋敷のどこかにいることは確かで、シェリルは領主様だと見当をつけた。


気がつくと、この屋敷の主のことを考えているシェリルだった。