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「用がある時はわたくしをお呼びください」


食事を運んできたアメリアが無表情に言う。


シェリルは笑わないこの女性が苦手だった。


「……はい」


自分に好意を持ってくれていないのならば、なおさら用事なんて頼めない。


シェリルの気分は落ち込むばかりだった。


「さあ、お食べください」


スプーンをシェリルに持たせると、彼女は行ってしまった。


ひとり残されたシェリルは、途方に暮れた表情で閉まる扉を見つめてからしばらくして、仕方なくスープを口にした。